映画「365日のシンプルライフ」はご覧になりましたか?
この映画の主人公は、シンプルライフを実践する人にとって興味深い試みを行っています。
映画「365日のシンプルライフ」に出てきた4つのルール

Rule1. 自分の持ちモノ全てを倉庫に預ける
Rule2. 1日に1個だけ倉庫から持ってくる
Rule3. 1年間続ける
Rule4. 1年間何も買わない
Rule2. 1日に1個だけ倉庫から持ってくる
Rule3. 1年間続ける
Rule4. 1年間何も買わない
このルールで過ごすと、自分の意思で持つことを決めた物しかなくなります。
逆にいうと、現代の日本に暮らす私達の暮らしには、意思とは関係なしに入ってくる物がたくさんあります。
すべての物を選択の舞台に上げることができる
断捨離は「すでにある」状態からスタートして減らしていきますが、365日のシンプルライフでは「一旦すべて出す」状態からスタートして増やしていきます。このルールのすごいところは、「選択から漏れる物が激減する」というところです。
例えば、洋服なら「手持ちの洋服すべて集めて、一枚ずついるかいらないか判断」ということができます。
ですが、あるのが当たり前すぎて「いるかいらないか判断」と考える機会すらない物もたくさんあると思うのです。
例えば私にとって、1年前の水切りカゴがそうでした。
そもそも「水切りカゴはいるかいらないか」とすら、考えたことがありませんでした。
だから当たり前のように、台所にあったのです。
ですが家の中の物をすべて出すとなれば、自然と水切りカゴだって出すことになります。
そして新たに「いる」と判断しなければ、持ち込むことはありません。
■参考日記≫水切りカゴのない暮らし
映画の感想
私が住んでいる札幌での上映は11月からということだったので、東京のユーロスペースまで行ってきました。私にとってこの映画を観る目的は、エンターテインメントというより、4ルールを実行する過程と結果を知りたいというものだったので、期待を裏切られず楽しむことができました。
ただ、事前にサイトでストーリーを確認したり、いろんな方の感想ブログを拝見したりしていたので、特別刺激になることは少なかったのも事実です。
もしかしたら、ミニマルライフや持たない暮らしに触れていない人が見たら、価値観を揺さぶられるような刺激になるのかもしれません。
もしくは、フィクションと違って起伏のある内容ではないので、面白くないのかもしれません。
興味深かったのは、ガールフレンドの見せ方です。
最後の方のシーンは、主人公が「責任を負う」と決意した表れなのだと私は受け止めました。
このブログをご覧になっている方にはきっと興味深い映画だと思います。
▽この映画に関する新しい記事はこちら
この映画を見るため飛行機に乗りました。 - 魔法使いのシンプルライフ
---エリサ/魔法使いのシンプルライフ