ミニマリストのトレンチコート選び、3つの条件と10のチェックポイント

本格的に「買おう」と思ってから約1年、先日とうとうトレンチコートを手に入れました。
■参考≫理想のワードローブリスト作り[洋服編](リストを作ったのは今年8月です)


▽ライナーの青が鮮やか




昨年の冬になる前の時点で私が着ていたウールのコートはかなり生地が薄くなっていたのですが、焦って妥協したものを買わないようワンシーズン耐えました。

その甲斐あり、納得の行くものと出会うことができました。


▽先日手放した、5年間私を暖め続けてくれたコート



今回は、私がコートに求めた条件とチェックしたポイントなどをご紹介します。


そもそも、なぜトレンチコートなの?

四季のある日本で活動するうえで防寒着は欠かせません。

コートを持ちたくないがために南国に住むという選択も頭の片隅にあるのですが、今のところそれ以上に日本での生活が好きです。

そこで、コートに求める条件に挙げた項目が以下のとおりです。

■私がコートに求める3つの条件
・10年着られる(コート選びに何度も時間を割きたくない)
・1枚で秋冬春をカバーできる(管理するものを最小限にしたい)
・カジュアルにもきちんとにも対応できる(同上)

この条件を考えたとき、定番の形であり、ライナーの付け外しで暖かさを調整できるものが多く、丈夫なのに見た目がスタイリッシュという、トレンチコートが頭に浮かびました。


トレンチコートの弱点を補うアイテムの登場

私は子どもの頃からトレンチコートの見た目が好きです。
なのに今までトレンチコートを選んでこなかった理由は「寒さ」でした。

いくら防寒に優れた素材や圧縮したウールをライナーに使っているとはいえ、ぶ厚いウールやダウンのコートと比較して考えたとき、到底防寒力で敵うわけないと思っていたのです。


けれどそこに登場したのが、ユニクロライトダウンジャケット。

「これを中に着れば、寒がりな私でも真冬の北海道をトレンチコートで乗り切れるかも!」

これがトレンチコートを選択する決め手になりました。


▽ユニクロライトダウンジャケット(あえて襟付き)



▽畳むとコンパクトになるのもすばらしい(エノキよりひと回り大きいくらい)



トレンチコートに求める条件を考えてみた

買うと決めてからは、条件を具体的にしていきました。

■私がトレンチコートに求める5つの条件
・汚れの目立たない暗めのベージュ(汚れを気にして身動き制限されたくない)
・冬でも着られる取り外し可能なライナー付き(寒がりなので)
・軽い素材(重たいと心も重くなる)
・サッとバッグに入れてもシワにならない(寒暖差のある地域への移動を考えて)
・丈はひざが隠れるくらい(防寒力の高さと低身長が目立たない短さという間をとった)
参考≫理想のワードローブリスト作り


効率よく試着をするために

できればすべてのトレンチコートを試着して選びたいところでしたが、それではあまりにも時間がかかってしまいます。

なので、インターネットや口コミで調べた情報から、候補を仮に3つまで絞りました。

その上で「トレンチコート試着日」と決めた日にあちこちのお店を回り、候補を含めて可能な限りたくさん試着させていただきました。(候補より良いものがあれば、候補を入れ替える)


ちなみに今回のコート探しについては金額を一切見ずに評価していきました。
基本的に私は主婦的感覚が強くて(18才から10年間主婦をしていました)、金額が安いと評価を上乗せしてしまう傾向があったので。。


■試着でチェックした10のポイント
当たり前のこともあるかと思いますがお付き合いください。
・肩幅が合っているか(見た目すっきりで、動きやすいか)
・丈が合っているか(足さばきしやすく、全身のバランスが良く見えるか)
・照明の色による変化(照明の真下や、できれば太陽光の当たるところなどに持って行って色味を確認)
・着たときの重さ
・脱いで手に持ったときの重さ
・ボタンをすべて留めてきたときのバランス(細身に見えるか)
・ボタンをすべて開けてきたときのバランス(中に着てる服が縦のラインに見えるか)
・素材の特性(撥水性、丈夫さ、発熱性などにこだわりのあるところもある)
・ライナーの付け外し方(だいたい同じだけど、万が一めんどうな方法だったら困る)
・ファーがついている場合はリアルかフェイクか(個人的にリアルは避けたい)
※袖の長さはお直しで調整できました。

お店の方たちから何度か「体に合っていれば、着てみると重さは気にならないと思います」という言葉を聞きましたが、私には「持って歩くときも軽い」ということが重要だったので、意に介さず選んでいきました。

あとはもう、前後左右いろんな角度から腕を上げたりポーズしてみたりしながら見てみて、「なんだかかっこよく見える!」という感覚の世界。


試着と生地選びについては、下記のブログにかゆいところに手が届く情報が掲載されていました!
私もポリエステル大好きです。

■生地について参考になる情報≫元アパレル関係からみた『この生地には注意』 - ミニマリストを目指すブログ
■試着について参考になる情報≫元アパレル関係からみた『服の試着の際に気をつける点とは?』 - ミニマリストを目指すブログ


トレンチコート選びの決め手となったこと

定番と言われるバーバリーやマッキントッシュなども含めて、全部で20着ほどのコートを着たと思います。

その中から私が「これしかない」と選んだのは、アクアスキュータム[レディース・ベージュ・サイズ4・ショート]のトレンチコートでした。

ショートとは言っても、私が着るとひざ丈になります。

▽ロングだとこんな長さ

Aquascutum アクアスキュータム トレンチコート R2-13044B【中古】



シルエットや色味が気に入ったのはもちろんですが、一番の決め手になったのは「暖かくて丈夫なのに軽い」ということでした。

軽さの理由は「綿62%、ポリエステル38%」という配合が関係していると思います。

丈夫さについては実際に自分で数年着てみなければわかりませんが、丈夫さに定評があるブランドなのであまり心配はしていません。

しかも、条件には入れていなかった「ライナーの上部、洋服と擦れ合う表面がキュプラ地になっていて滑りが良い」というのも、うれしい要素でした。
おかげでするっと腕を通せます。


▽スタイリストの大草直子さんはアクアスキュータムのトレンチコートの着こなし方がお上手


ウルトラライトダウンジャケットとの重ね着ですが、すこぶる暖かくて着心地も見た目も合格ラインを越えて満足しています。


今回のトレンチコート選びを通して

トレンチコートが手に入ったことで、冬用のウールコートと春用のコートの2枚を手放すことが出来ました。

新しくやってきたトレンチコートが、自分の体の一部のように感じるくらいなじませていきたいです。

■参考≫ワードローブ入れ替えの過程とポイントを公開します


■2015年3月追記
▽別の視点で新ブログに書いたこちらの記事も、参考にどうぞ!
3シーズン着るために選び抜いた私のトレンチコート - 魔法使いのシンプルライフ

---エリサ/魔法使いのシンプルライフ


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自分の写真
10代で「トランクひとつでどこでも行ける」に憧れ、20代で「モノを減らす快感」に目覚め、30代で「必要なものはわずかだけ」と気がつく。 好きな飲み物はぬるい水。 もっと詳しく知りたい場合≫エゴグラムによる性格診断結果 http://erisaslife.blogspot.jp/p/blog-page_13.html