ニットキャップをかぶるとドングリみたいになるエリサです。
先日、愛読しているブログ[カリッとした毎日。]さんで帽子のエピソードを拝見しました。
ずっとしまい込まれていた物が息を吹き返すようなお話に、胸がときめきました。
そうしたら、私もなんだか帽子のことを書きたくなってきました。
帽子が大好きな私の、帽子との現在の付き合い方をお話したいと思います。
帽子との出会いは小学生のとき
初めて自ら望んで帽子を手に入れたのは、小学生のとき。クリスマスプレゼントに、緑色のベレー帽をリクエストしたのでした。
届いたのは、立派な箱に入った、子供心に上等だと感じるフェルトのベレー帽。
大人用で私にはぶかぶかなその帽子を、鏡の前で何度もかぶってはときめいていました。
でも帽子をかぶった自分の姿はなんだか気恥ずかしく、なかなか外に出る勇気が出ませんでした。
初めて外に出た時は、玄関で何度も母に「おかしくない?」と確認したのを覚えています。
あとから母に聞いたのですが、私がリクエストした緑のベレー帽というのが当時なかなか売っていなくて、父があちこち探しまわって見つけてくれたそうです。
(なので大人用だったのですね)
帽子が主役の私の衣装
初めての帽子との出会いからずいぶんと経ち。私の手元にはたくさんの帽子が集まっていました。
なぜなら私の仕事は風船の魔法使い。
帽子がなければ魔法が使えません。
▽初代の魔法使い帽子
▽現在の魔法使い帽子
この他にも7個ほどの帽子がありました。
大好きだから死蔵させたくない
最近この帽子たちを、次々お嫁に出しました。私一人では、活かしきれないと思ったのです。
作家さんの一点ものだった淡いグリーンのベレー帽、ベルベットボルドーの中折れ帽、オーダーして作ってもらった青いコサージュ帽など。
もらってくれたのは、風船の魔法使いになりたいと言って活動し始めた人たち。
なんだか帽子が「やっと活躍できる!」と喜んでいるように感じました。
先日[本を死蔵しないための、たった1つの考え方]という日記に「本は天からの預かり物」と書きましたが、私にとっては帽子も同じでした。
その物が一番活きるのなら、自分が所有しなくても良いと気付いたのです。
私の帽子にまつわるエピソード、お手元にある死蔵された物が息を吹き返すきっかけになったらうれしいです。
---エリサ/魔法使いのシンプルライフ